居宅介護支援事業所 絆 の日記
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11月1８日(火)
2014.11.14
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歯科衛生士として
定年まで勤めた 母は
昔から
歯には とっ～ても うるさかった
〝 食べたら みがく ”
〝 歯磨き粉は 少しで良い ″
〝 ３０分は磨きなさい ”
〝 甘いものは 食べたらダメ！ ”
『 ちゃんと 磨いたもん ！！ 』
って 言ってるのに
信じてもらえず
いつも
母の膝の上で
もう一回 磨かれた
甘いもん 禁止だなんて
そんなもん ガマンできるか～い！！
小学生になると
自分のお小遣いで
こっそり アメやチョコを買った
そして
母にバレないように ガッツリ甘いものを食べ
歯磨きなんてしなかった
なので
母の思いとは うらはらに
わたしの歯は
治療された銀歯でいっぱい
時は経ち
私も
母になった
子どもを連れて
実家に 泊まりにいくと
毎回
新しい歯ブラシを
孫に プレゼントしてくれる
もちろん
仕上げ磨きと 歯のチェックもしてくれる
その おかげか
中学生の長女は
未だに
虫歯が一本もない
そんな母が
先日 交通事故にあった
骨盤骨折なので
寝返りも 禁止
骨がくっつくまでは
絶対安静！
上半身も起こすことができない！
尿道に管が入り
オムツ使用となった
事故にあった日は
警察の対応や 母の職場に行ったりと
あっという間に
面会 終了時間
病院まで 遠いこともあり
次の日は 行けず
二日後 行くことに！
動けない不自由さを
想像するだけで
私だったら 気が狂いそう
大丈夫かな・・・
暴れてたりしないかな・・・
叫んだりしてないかな・・・
不安でいっぱいのまま
病室に入る
母は
一番 奥のベッド
南向きなので
カーテンを ひいていても
シルエットで
寝たまま 動けない姿が 見える
ツラくて 泣いてるんじゃないかな・・・
しっかりと 閉められたカーテンを
少しあけ
母をみると
なんと
いつも通りの
慣れた手つきで
シャカシャカと 音をたて
歯磨き していたのだ
気が抜けて
なんだか 笑えた
看護師が
ちゃんとケアしてくれてるんだな・・・(^^)
これから
しばらく かかりそうな 苦しい入院生活だけど
これからの
長い人生を 考えれば
ほんの ちょっとの辛抱
何より 命があって良かった
そう 母に言い聞かせ
一緒に頑張っていく